この記事は、”お金をどこからも借りられず最終手段を探している人”に向けた内容となっています。
日本には色々な制度やサービスがあるので、こうした制度やサービスを知っておくことでいざという時にすごく役に立ちます。
役に立つ情報を知っていると知らないでは心のゆとりも違うので、この機会にぜひ学んでいってくださいね。
参考:今すぐお金が欲しい人必見
大手消費者金融などでお金が借りられない場合の最終手段
中小消費者金融を使う
他社借入や事故情報があっても利用可能
ほとんどの中小消費者金融では、他社借入や事故情報があっても、以下に当てはまれば利用することができます。
・他社借入が4社以内
・過去5年以内に債務整理をした
・過去5年以内に延滞したが、現在は延滞が解消している
上記に当てはまっていれば申し込みが可能なので、気になっている中小消費者金融に申し込みをしてみましょう。
おすすめの中小消費者金融
お金をどこからも借りられず、最終手段を探している人が行きつきやすいのが、フタバ・いつも・アローの中小消費者金融3社になります。
この3社は他社借入や事故情報があっても利用可能なためおすすめです。
今後の参考までに、各社の借入限度額・金利/実質年率・融資時間・無利息期間を記載しておきます。
各社の借入限度額金利/実質年率 | 融資時間 | 無利息期間 | |
フタバ | 50万円/年14.959~19.945% | 最短60分 | 30日間 |
いつも | ~500万円/年4.8~18.0% | 最短60分 | 60日間 |
アロー | ~200万円/年15.0~19.94% | 最短60分 | ✕ |
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収入が少ない・無職の人向けの公的貸付制度を使う
全国社会福祉協議会の生活福祉資金
“生活福祉賃金付制度”というものがあり、低所得者・高齢者・障害者を対象に生活を経済的に支えてくれるだけではなく、在宅福祉や社会参加の促進を図ることを目的としている貸付制度になります。
都道府県社会福祉協議会を実施主体として県内の市町村社会福祉協議会が窓口になっているので、あなたが住んでいる地域にもこの制度・場所があります。
ただ、低所得世帯・障害者世帯・65歳以上の高齢者世帯のみが利用できるサービスなので、1人暮らしの無職の方は残念ながら利用できません。
求職者支援資金融資
ハローワークで開催している職業訓練のハロートレーニングを受けている方を対象に、求職者支援資金融資として最大120万円まで借りることができます。
受講中に受け取れる額は月に10万円なので、職業訓練受講給付金だけでは生活費を賄えない方が借入できる制度です。
2人以上の世帯であれば月額最大10万円×受講予定訓練月数で、単身世帯の場合は月額最大5万円×受講予定訓練月数になります。
どちらも金利は3.0%で担保や保証人は不要です。
求職者支援資金融資の貸付額は1万円単位で設定されているので、金銭面での負担を軽減することが可能です。
母子父子寡婦福祉資金の貸付制度
この制度は、教育費や生活費などの様々な費用を国から借りることができます。
利用できる条件は”母子家庭または父子家庭のひとり親であること”です。
未成年の子どもを育てている期間だけではなく、子どもが成長して扶養から外れた後も利用できる制度になっています。
返済期間は最長20年と長いので、無理のない範囲で返済できるのも有難いポイントです。
働けない人向けの公的給付金制度を使う
住居確保給付金
意外と知られていない公的給付金制度の”住居確保給付金”は、生計維持者が離職または廃業後2年以内である場合もしくは個人の責任や都合によらず給与を得る機会が離職・廃業と同程度まで減少した場合に、市区町村ごとに定めている額を上限に実際の家賃額を原則として3ヶ月間支給してくれます。
ちなみに2回まで延長をすることもでき、最大9ヶ月間家賃額を補助してくれます。
支給額は市区町村ごとによって異なりますが、今後の参考までに家賃や物価が他の県よりも高い東京都では以下の支給上限額です。
・世帯人数:1人 ▷ 53,700円
・世帯人数:2人 ▷ 64,000円
・世帯人数:3人 ▷ 69,800円
傷病手当金
病気での休業中に被保険者とその家族の生活を保障するための制度で、被保険者が病気やケガのために仕事を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合にのみ支給されます。
傷病手当金が支給される条件については、以下となります。
・業務外の事由による病気やケガの療養のための休業であること
・仕事に就くことができないこと
・連続する3日間を含む4日以上仕事に就けなかったこと
・休業した期間について給与の支払いがないこと
全国健康保険協会が行っている制度・手当なので、当てはまった方は申し込みまたは問い合わせをしましょう。
担保ありでお金を借りる
質屋に貴重品を預ける
“持って来たものを預ける代わりにお金を貰い、期限内に返金できなければ品物が流れる”というのが質屋のシステムになります。
金融機関や消費者金融とは違い質屋には取り立てや審査がなく、即日での融資が可能なので、どこからもお金を借りることができなくて困っている方に最適な方法です。
ただ、質屋の返済期限は基本的に3ヶ月なので、ご注意ください。
生命保険の契約者貸付制度
資金が必要な時に解約返還金の一定範囲内で貸付してもらえる制度になります。
ただ、貸付金には会社所定の利息がかかるのでご注意ください。
インターネット・請求書・電話での手続きが可能なので、わざわざ店舗に足を運ぶ必要がありません。
周囲の人の視線が気になる方・お金を借りる方法がこれしかない方・対面が苦手な方に特に適している方法です。
定期預金担保貸付
定期預金は融資の担保として使うことができます。
利用条件は”定期預金をしていること”というシンプルなものなので、誰でも利用可能です。
ちなみに、定期預金貸付担保は金融機関によって”当座貸越”や”口座貸越””自動貸付”など様々な呼び方をしているので、利用する際は定期預金担保貸付のことなのかをしっかり確認しましょう。
担保なしでお金を借りる
勤務先の従業員貸付制度
従業員貸付制度の金利は2.0~4.0%で、無利息で借りることができる会社もあります。
銀行カードローンの金利は2.0~14.0%、消費者金融カードローンの金利は3.0~18.0%なので、従業員貸付制度は金利の低さが大きな魅力です。
ただ、葬儀代・介護用品・子どもの教育資金に充てる場合は無利子で借りてしまうと給与または賞与とみなされて所得税の課税対象になってしまうことがあるので、利用する際はしっかり説明を聞くことをおすすめします。
クレジットカードのキャッシング枠
クレジットカードを使ったキャッシングは国内外問わずどこからでも利用することができます。
ただ、キャッシング枠を利用するには初回に限り別途申し込みが必要になります。
申し込みさえ終われば24時間いつでも現金を借りることが可能です。
利用方法はすごく簡単で、自分の銀行口座から現金を下ろすのと同じ流れです。
1日50万円まで借入できるので、それでも足りない場合は足りるまで1日ずつ借入することをおすすめします。
クレジットカードのショッピング枠現金化
クレジットカードには商品やサービスを購入して後払いにする”ショッピング枠”という機能があります。
分かりやすく説明をすると、ショッピング枠で商品を購入し、購入した商品をフリマアプリや金券ショップ、リサイクルショップなどで売却をして現金を手にする方法です。
即日現金化ができるので、お金に困った時はすごく便利な方法です。
ただ、クレジットカード会社はショッピング枠を利用した現金化を認めていないので、頻繁な利用はおすすめできません。
どうしてもお金を借りられない場合の最終手段
家族や友人に頼る
どうしてもお金を借りられる手段が見つからない場合は、最終手段として家族や友人に頼ることをおすすめします。
友人によってはお金を貸すことを嫌がったりするケースもあるので、家族からお金を借りることが1番安パイかと思います。
身内なので取り立てはないですし、安心できる方法です。
不用品を売る
フリマアプリやリサイクルショップなどに不用品を持って行くと、少額でも現金に換えることができます。
「これはゴミだな」と思うものでも意外と欲している人が多く居たり、高値での買取になることもあります。
なので、使っていない物やいらない物はどんどん売って現金に換えていきましょう。
日払いバイトや副業で収入を増やす
最近では日払いバイトに対応しているアプリも多くあります。
日払いバイトなら職を転々とできますし、定職に比べて煩わしい人間関係も少ないです。
お金のために働きに来ている人がほとんどなので、お金に困った時は日払いバイトに応募してみましょう。
副業は取り掛かるものによってすぐに現金を手にすることができないケースもありますが、長期的に行えば安定した収入も夢ではありません。
日払いバイトであっても副業であっても、まずは登録をして行動に移すことから始めていきましょう。
あなたの行動次第で収入を増やすことは可能です。
生活保護をもらう
生活保護を受給できる条件は、”最低生活費である13万円よりも世帯全体の収入が少ないこと”です。
年収で言うと、156万円以下の収入であれば生活保護を受けられます。
これらの条件に当てはまり、どこからもお金が借りられなくて困っている方はお住まいの自治体の福祉事務所まで連絡しましょう。
債務整理をする
債務整理は、借金を減らしたり、支払いに猶予を持たせたりすることで借金の悩みを解決できる方法になります。
簡単に説明すると、借金をしている人の負担を少しでも減らせる方法です。
債権整理には借金を抱え続ける生活から救われるだけではなく、お金に対する悩みを解決できる大きなメリットがあるので、金銭的負担を減らしたい時にすぐ取り掛かった方が良い手続きです。
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お金が借りられないときにやってはいけないこと
闇金や個人間融資を使わない
個人間融資とは、貸金業者や銀行ではなく、個人間での貸し付け・融資になります。
少し検索をするだけで、SNSには多くの個人間融資の情報が溢れています。
切羽詰まっている状態だと「誰でも良いからお金を貸してほしい」という状況に陥ってしまいますが、個人間融資・闇金の利用はすごく危険です。
冷静に考えると、見ず知らずの相手にお金を貸す・借りる関係って怖いと思いませんか?
あなたの個人情報が漏れてしまうことも0ではないので、個人間融資・闇金の利用はおすすめできません。
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違法バイトや違法な転売をしない
闇バイトとは主に、パチンコの打ち子・出会い系サイトでのサクラ・口座売買といった高い報酬と引き換えに違法な仕事をするバイトになります。
違法転売は、転売してはいけない商品やグッズを販売して報酬を得る方法になります。
簡単且つ短時間で高い報酬を得られることから知らず知らずの内に違法バイト・違法な転売を行っているなんて人も正直少なくありません。
しかし内容次第では詐欺罪や業務上横領罪、窃盗の共謀共同正犯などに問われる危険性もあります。
「知らずにやっていた」では済まされないことなので、どんなにお金に困っていても、簡単且つ短時間で高い報酬を得ることができる違法バイト・違法な転売に手を出すことは絶対にやめましょう。
お金を借りられないときの最終手段のまとめ
様々なお金を借りる方法を知っていただけたかと思います。
日本にはこれだけの制度・サービスがあるので、どんなにお金に困っていても違法バイトや違法な転売、個人間融資の利用は絶対にやめましょう。
安心・安全な制度やサービスを利用し、一時的でも金銭面にゆとりを持てるようにすることが大切です。
金銭面にゆとりが持てることで精神的にも安定し、間違った判断をしてしまうこともありません。
お金に困っている時は、上手に国や身内に頼っていきましょう。